「経験豊富なベテランA弁護士に事件処理を依頼したのに、若いB弁護士の担当にされた!」というご不満の声を聞くことがあります。誠にごもっともな話だと思います。若いB弁護士が担当となると、実際上、A弁護士が事件処理について隅々まで目を行き届かせることはどうしても困難になるでしょう。
私は当事務所開設以来、縁あって私を頼って事件を依頼して下さった当事者の方の事件処理は、最後まで私が責任を持って対応させていただくということを肝に銘じて参りました。それでも、超多忙になると、勤務弁護士を採用して事件処理を担当してもらおうという衝動にかられたことも正直ありました。
しかし、それは当事者の方に失礼なことだと思い直し、勤務弁護士を採用することなく、続けて参りました。
それでも、どうしても私が責任を持って対応しきれないときは、その旨をご説明して、丁重にお断りさせていただくこともありました(その際は、別の信頼できる弁護士を紹介させていただきました)。
今後も、当事者の方にとって切実な事件処理を一つ一つ丁寧に最後まで対応させていただく所存でおります。